大腸がん 手術後 腸閉塞

大腸がんの手術後に腸閉塞になってしまうのは?

 

 

 大腸がんの治療では、手術でがんを取り除いていくことになります。
 初期の段階では内視鏡でもがんの切除ができますが、腫瘍が大きくなると開腹手術や腹腔鏡手術が行われます

 

 手術が無事に完了すればしばらく経過を見ていくようになりますが、手術後は合併症が起こる可能性もあります。
 合併症として多いのが腸閉塞で、腸に内容物が詰まってしまうようになります。

 

 この合併症は大腸がんの手術後によく起こることが多いため注意しなければいけません。
 手術後といってもすぐに起こる場合もあれば、数年後に腸閉塞が起こってしまう場合もあるのです。

 

 ではなぜ、手術によって腸閉塞になってしまうのでしょうか。
 それは、癒着による原因がほとんどを占めています。

 

 手術によって、医療器具が臓器に触れたり刺激を与えることで、癒着が発生する可能性が高まってしまいます。
 癒着ができると腸の働きに影響が及ぶ場合があり、それによって腸の動きが鈍くなる危険性があります。

 

 また、大腸がんの手術は腹腔鏡で行うところも増えてきましたが、その場合も癒着ができる可能性はゼロではありません。

 

 

 

 このような合併症は、大腸がんに限らず開腹手術をするとその可能性が高まります。
 腸閉塞の経験がある人は、過去に受けた開腹手術が原因となっている場合も少なくありません。

 

 手術を行う側の病院では、こうしたリスクを防ぐためにもいろいろな努力が行われています。
 手術をする最中は余計な部分にまで医療器具の接触を避けたり、手術中に頻繁に医療器具を新しく替えるなどして清潔さを心がけているのです。

 

 また、癒着を防ぐための特殊なシートを使う場合も増えています。
 これを癒着防止シートと言い、臓器に貼付することで癒着の発生を防いでくれます。

 

 また、自然と溶ける素材となっているため、30日ぐらいで溶けて尿として排出されます。
 日本では90年代後半くらいから使用されるようになり、この対策のお蔭で手術後に腸閉塞になる確率もだいぶん抑えられています。

 

 大腸がんの手術を受ける前に、あらかじめ手術後の合併症についての説明が医師からされます。
 ただ、あくまで可能性があるだけで確実ではありません。

 

 がんに対しては、治療後も再発の可能性も含めて定期的な検査を受ける必要があるので、早めの発見が大切です。
 手術後もしばらくは病院と上手く付き合っていくようにし、腸閉塞にならないための健康への対策も必要です。

 

 次の記事はこちらです。
 腸閉塞に良い食べ物とは?

 

 

 

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